前書き
お絵描きもする物書きですが、先月から「絵を動かす」ことに挑戦しています。
Misskeyでつよつよのお絵描き人に囲まれたと思ったら、絵を動かす人にも遭遇して、強烈な刺激を受けてしまったというのが動機です。絵って……動かせるんだ……!?
実は10年近く前、pixivの「うごイラ」機能を使って、絵を動かすこと自体には挑戦したことがありました。
jpg画像を複数描いて、順番に並べて投稿して……というやり方だったので、まあ、投稿してみるまでちゃんと動くかわからないという……地道な……。
結局3、4作品作ってやめてしまっていましたが、今になって再燃した形になります。
1.涙

11月22日制作のこれが再燃1作目です。
CLIP STUDIO PROの「うごくイラストを作る」で制作しました。枚数は12枚。
最初からあまり複雑なことはできないと思ったので、線だけでわかりやすく、動かす場所の少ないものを……と思って既存の絵を使って「まばたき」と「涙」に挑戦しています。
もともと目を閉じてしょんぼりしているイラストをコピペして手を加えているので、下まつ毛微動だにしてませんね。
今やるならもう少し下まつ毛らしく描き直しているところです。反省。
出来心で視線の移動までやってみて、すっかり目覚めてしまいました。
描いたものが動くの、楽しい。
2.破裂するハート

上の「涙」と同日に制作の2作目です。
同じくクリスタのうごくイラストで制作、枚数は6枚です。
ちょうど絵チャ前で、「なでなでポインター」用の画像募集があるということだったので、「好きのあまり破裂するオタクの心臓」を描きました。なお、何度でも生き返る。
「涙」とは別の方向で楽をしようとして、
- 線画なし
- 単色
で描いています。
ここでやっと「オニオンスキン」なる機能を理解して、前のコマと次のコマを見ながら描くことができるようになりました。進歩。
破裂前にぐぐ…と膨らむところと、飛び散ったかけらもハート型なところががこだわりポイントです。
3.ひょっこり

またしても同日制作の3作目です。動く絵にハマり過ぎ。
クリスタのうごくイラストで、12枚描いています。
やはり「キャラクターを動かしたい!」という欲求が強く、単純な動きとさっきやったまばたきならなんとかなるのではないかと挑戦しました。
「破裂するハート」の楽さ加減に味を占めて主線なしで描いてみたものの、あまりに締まらなかった(色選びが上手くない)のであとから線を追加しています。計画性がない。もう少しやりようがあっただろうよ……。
4.棒人間


これも同日制作。……お分かりですね、もう疲れています。自覚するのが遅い。
どちらも6コマで、「もう動いてればなんでも楽しい」という感じです。パッションだけは認めてやってもよろしくってよ。
一応、「人物の全身を動かすこと」とか「自然ななびきとは」みたいなことを考えようとしていたようです。
5.おじぎ


11月23日制作。12コマ描いています。
やっと次の日かと思うでしょ? 上半身だけ動いてる方の投稿が深夜3時前なので、つまりほぼ同日です。寝ろ。
全身動いてる方は23日の夕方でした。やっと寝たのかお前。
7年ほどゲームで動かしていたロストークというキャラクターなのですが、たしなみ程度にバレエをやっているという設定があり……。
こうして優雅なお辞儀をしている、動くロストークが見たい、という願望を長年くすぶらせていましたが、やっと実現させることができました。
あの……人間を動かすのって、滅茶苦茶大変ですね……?
ということを悟るのと同時、やっぱりキャラクターが体を動かしている様が見れる楽しさにも目覚め直しました。
なんてこった、いばらの道だ。楽しいぞ(ドM)
上体が前傾するのと同時に、右足を引いて左ひざを曲げるので、体の各パーツどれをどこにどれだけ動かせばいいのか全然わからん! になりながら描きました。ちょっと右足がガクガクしてしまっている以外は、おおむね満足のいく出来に仕上がっています。
正確に線を引く能力、めちゃくちゃ大事……。
6.スターゲイザー

少し間を開けて、11月27日制作。24コマ描いています。
「おじぎ」のロストーク、ゲーム内で多用していた「スターゲイザー」という技がありまして。
要は飛び蹴りなのですが、「上空からの落下を使ったかかと落とし」的な描写をされることがあったため、そのイメージで動きを描いてみたかったので、こう。
蹴りの衝撃で受けた腕が沈むところ、こらえるために逆の腕が上がるところなど、受け手側の動かし方をたくさん考えました。
逆に、蹴りを受け止められて動きが止まったロストークの右足が挙動不審になっています。どういう動きだそれは。
世の中の動きが激しいバトルアニメとか、めっちゃくちゃすごいことをしてるんだな……と自分で作ることで実感しました。
こんなすごいことしてるアニメーターが全員億万長者になってないの、間違ってるでしょ。おいしいもの食べてくれ……。
7.スターゲイザー(改)

11月29日制作。同じく24コマで、清書版です。
そもそもスターゲイザー描こうと思ったのが、ロストークの話で盛り上がったからというのが大きくて。
よそ様に初手でスターゲイザーぶちかますロストークが発生したのがきっかけでした。なにがどうしてそうなった。
ので、そのよそ様(さかなのにがにがさんちのイワンさん)をお借りしています。
穏やかで優しいけどそれだけじゃない、コックコートのつよつよ白ワニさんです。大好き。
おおむね服を着ていただいて線を整えたくらいで、動きには大きな変更はありません。
が、最初に入っていた「ビルのそばを歩く」シーンはカットしました。その分、着地やしっぽの揺れにコマを足しています。
- 最初に違和感のあったロストークの右足を、横向きに払われた左足のねじれに合わせて追従させる
- ロストークの左足、イワンさんの右腕、着地の靴先に「おばけ作画」を入れて重さとスピード感を追加
- (急な襲撃に対する)驚き→力を入れて振り払う の流れで表情変化をつける
- 滞空中のロストークの姿勢を着地に備えて徐々に丸める
- 着地でやや後ろに滑る→制動のために若干腰を落とす→立ち上がる で3コマ
など、いろいろとやってみています。我ながら結構上手に動かせたとうぬぼれてもいい気がする。
狙いがあってやってみた部分は大体うまくいったのでめちゃくちゃ楽しかったです。
ただし、反省点も……
- 蹴りを受けたとき、腕だけじゃなくて体全体ちょっと沈んだほうが自然?
- 蹴りを受けてから払うまでの間、イワンさんの左腕があそび気味?(どう動かすのが自然なのか私がわかっていない)
- 髪の揺れのタイミングがわからない
- 最後のしっぽ大暴れ(これも自然な動かし方がわかっていない)
めっちゃ研究の余地ありますね。
これからもいっぱい作品作って、いろいろ分かるようになったら再挑戦してみたいかもしれません。
今回だって頑張ったけど、もっとかっこよく描きたい……!
8.謎の音頭

12月2日制作、6コマです。
イタリアンフェッテが……描きたかった……(1敗)
体の向きを変えるのって、あまりに難しい。これを知っただけ収穫です。
なんでさっきのイワンさん描けてたんだ……上半身だけだからか……?
どんな向きのどんなポーズでも描ける! という猛者ではないため、普通に絵の修行が必要な案件でした。
いつか絶対リベンジします。
9.服着ろ(上半身脱げてる男性の絵が映ります)

12月10日制作、24コマです。
一次創作キャラ、「人狼探偵事務所」のシュタイン。
でっかいオオカミの姿にも、獣人の姿にも、ヒトの姿にもなれるのですが、魔力とかで服を生成するタイプではないため、ヒトの姿になったとき服がないんだよね、というコミカルなアニメが作りたかった。
狼と犬と狐の描き分けが全然できないので、上からでかめのイヌ科が降ってきてることがわかる最低限のコマにしてみたり、エフェクトでごまかしたりしています。ごまかしって言っちゃったよ。
こだわりポイントは以下の通りです。
- 耳ピコピコ
- 画面下から起き上がってくる動き
- 飛んできたシャツを剥がす動きのタメ
- シャツに引きずられて前に出てくる髪の動き
- 「こら!」でちょっと姿勢が変わるところ(細かすぎ)
長髪動かすのめちゃくちゃ手間……!
この記事を書いているのが12月12日、「服着ろ」を作ってからまだ2日なので、ちょっと熱が冷めてないのであんまり冷静なことが言えません。自創作キャラが動いた! キャッキャ!(大はしゃぎ)
個人的には、こういう顔をするキャラクターが抜けたことをしているところ大好きなので、とても楽しく制作できました。
まとめ
実は絵(というか漫画)が描けなくて文章を書き始めたタイプの物書きでした。
文では自分の中のイメージが固まり切らなくて絵に再チャレンジして、挙句の果てにはその絵を動かすところまで来たなんて、創作を始めた高校生の頃の自分に伝えたらどんな顔をするんでしょうね。
好きなキャラクターが動いているところを見られるのは、とても楽しいです。
来年も色々なものを動かしていきたいですね。
今のところ、すべてのコマを等間隔で表示させています。
引きもアップも描く絵の大きさそのものを変えることでどうにかしている力技の民なのですが、緩急をつけたりカメラで寄ったり引いたりができる、らしい? ので、ゆっくりそういうのもかじっていきたいです。
どこ目指してるのかわからないけど、進んではいるのでヨシ!
